融資利率から掛る利息の計算法が分かりません教えて下さい
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カードローンの説明などを見ると融資利率は出ていますが、利息についての説明は殆どありません。分かる人なら融資利率から利息を計算するのでしょうが、私の様に数学に疎い者にとっては融資利率だけあっても利息を計算することが出来ません。私から言わせればそんな計算が出来るような人はほんの一握りだと思います。もう少し分かりやすい説明が有っても良いのではと思ってしまうのですが、怒ってばかりいられないので、融資利率から利息を計算する方法を教えて下さい。
利息は借入元本と融資利率および借入期間によって決まります
確かに融資利率から実際に利息が計算できると言う人は少ないかもしれませんね。金融機関のホームページには返済シミュレーターと言うようなものが用意されていて利息なども計算できるようになってはいるのですが、仕掛けが分からなければ不安になるかもしれません。利息と言うのは借入元本に融資利率と借入期間を掛けて計算されます。例えば100万円を年利1%で1年間借りた場合利息は
利息 = 100万円 × 0.01(融資利率) × 1(年) = 1万円
と計算されます。実際には毎月返済していきますから、計算のもとになる元本は毎月変化していきますからもう少し複雑になります。例えば同じ例で一月に元本を10万円返すとすると、一月目(30日)の利息は
一月目の利息 = 100万円×0.01× 30/365 (1月)= 822円
つまり一月目の返済は10万円+822円を返済すると言うことになります。残りの元本は十万円減りますから90万円です。そこで二月目(31日)の利息は
二月目の利息 = 90万円×0.01× 31/365 = 764円
となり二月目の返済は10万円+764円を返済することになります。このようにして元本が無くなるまで、返済を続けることになります。ただしここで説明した方式は簡単のために元本が一定づつ減っていくものですが、実際に最も多いのはリボルビング払いと言う方式ですので元本の返済分と利息を合わせて一定額にするものですから一月目の利息は同じですが、返済額を10万円とすると、元本の返済は10万円-822円と言うことになり、二月目の元本は900822円ということになります。
利息の計算方法がお分かりいただけたでしょうか。こういうものは実際に計算してみないと良く分からないかもしれませんので、まずはここで行ったような簡単な例を使って実際に利息を計算してみてください。分からなくなったら最初に戻ってもう一度やってみれば少しづつ意味が分かるようになると思います。あなたの様に自分で計算してみようなどと考える人はなかなか居ませんが、勉強することは大変良いことですので、この機会に良く覚えるようにしましょう。
あなたが実際にカードローンを利用しているのかどうかは分かりませんが、もし利用しているのであれば、基本を理解した後実際に利用しているカードローンの利息を自分で計算してみてください。金融機関が間違うようなことはまずありませんが、実際に検証してみることは、相手の言うことを鵜呑みにしないと言う点で大変重要なことだと言って良いでしょう。
融資利率から利息を計算する方法を覚えておこう
融資利率は契約によって異なるのですが、これは利息を計算するためのものだと言えるでしょう。ですから、融資利率から利息はすぐに分かるものなのですが、その方法を知らないという人もいるでしょう。ここではこの方法を解説したいと思います。知らなくても借りることはできますが、知っておいた方が色々な場面で役に立つのです。
まず、融資利率についてですが、これがどの期間について表示されているのかを把握することから始めなければなりません。年当たりの利率なのか、月あたりの利率なのかで、数字の意味は異なってくるでしょう。特に指定がない場合には年率で表示されるというのが常識ですが、明細書や契約書には必ず期間について明示されているはずですから確認しておきましょう。
例えば、年率で15%となっていた場合、これが何を意味するのかというと、1年間借りれば15%の利息が発生することを意味します。2年間借りれば、単利であれば通常はその2倍の利息が付きます。これを式で表せば、利息=借り入れた金額×年率×借り入れた年数となるのです。長期間にわたるローンであれば年単位で借りる事も珍しくはありませんが、個人が借り入れをするときには長くなるとは言っても毎月返済をしていくことになるでしょう。この場合、返済をする度に利息を支払っていかなければなりません。例えば、借り入れをして最初の30日間ではどれくらいの利息が発生するのでしょうか。
この場合には日割り計算をするとなっています。日割り計算ですから、単純に365日で割って日数を乗じれば良いのです。これを式で表せば、
利息=借り入れた金額×年率×借り入れた日数÷365
となります。この式を覚えておけば、日常生活で利用する借り入れには応用できます。例えば、住宅ローンの利息を白井対というときのも応用することができますし、キャッシングで一時的に借りたいというときにも応用することができますから、非常に便利です。